余別小学校

所 在 地 積丹町
主要用途 小学校
構造規模 鉄筋コンクリート造(一部木造)平屋建
建築面積 1,536.24m²
延べ面積 1,394.27m²

 「コミュニティの拠点としての学校施設整備に関するパイロットモデル研究事業」(文科省/2001-02)に採用され、大学・小学校・地域の協働により集落全体の住環境再生とエコ・ミュージアム化をテーマとしたまちづくり構想が立案された。小学校(子供たち)と既存木造体育館を再生させたコミュニケーションセンター(大人たち)、道立診療所(計画中/お年寄)、また、周辺の豊かな自然資源を連帯させ、新しいコミュニケーション・コアの形成を目指した。小学校と地域社会を連帯させ、地域力を再生させる環境の構築と実現へのプロフラムが主題である。小規模ゆえ生まれる児童と教師、地元の大人たちとの緊密で多彩なコミュニケーションの場の融合がテーマである。規定の教室サイズを見直し、ワークスペースと教室、理科、給食、創作、職員室など多様な活動を行うエリアを連続・重層化させた。全体が緩やかにつながるワンルームである。