所 在 地 札幌市
主要用途 美術館・子供アトリエ
構造規模 木造 平屋建て
建築面積 383.90m2
延べ面積 345.13m2

　彫刻展示と子どもアトリエ。彫刻鑑賞と自由な活動、普通に触ってつくる場である。また、野外美術館全体の休憩とサービス施設的要素も兼ね備えている。芸術の森野外美術館のゲートを通り、石段を上って行くと正面に建っている。プロポーザル時の分棟案は、具体的な打ち合わせの過程で展示空間、アトリエ、ライブラリーが連続する大きなボリュームへと姿を変えていったが、できる限りスケールをやわらげ、まわりの環境へのみ込まれていくことを意図した。空間がゆるやかにつながり、鑑賞という空気だけではなくワークショップを通じた活動や交流といった沢山の空気が感じられる。子供達をやさしく向かい入れ、普通に見て、さわり、つくり、遊ぶ事が、子どものみならず多くの人に親しまれる建築につながると考えている。