多目的活動センターさんさん館

所 在 地 津別町
主要用途 多目的活動センター
構造規模 木造 平屋建て
建築面積 501.90m²
延べ面積 396.90m²

 さんさん館は、道の駅機能を持ち、更にイベント活動を充実させるスペースと設備を持っている。中庭はイベントの中心スペースとして、四季を通して賑わうまちの広場としてパーキングスペースも含めて広く利用できるように計画した。又、中庭の深い庇は内部と外部を緩やかにつなぐ、屋根のある外として活動の巾を広げるきっかけをつくる空間とした。内部仕上は壁・天井共、地元工場の製品である針葉樹合板を使用している。又、家具類は、合板を更に積層し、カウンター・展示棚・サイン等に使用し、全て地元の加工場で製作した。外部仕上はカラマツの垂木材を縦張りとし、板材とは異なる質量感が道東の厳しい気候条件の中で安心感を与えている。
 合理的な木構造とフラットルーフのデザイン、そして地元の技術力は“Made in 津別”として、これからの地域木造のモデルになることを意図した。