所 在 地 北海道新冠町
主要用途 事務所・(集会所)
構造規模 木造平屋建て
面　　積 478㎡

　アイヌ文化継承交流施設「ポロシリ生活館」 　アイヌの伝統民家「チセ」を、モチーフ（表現のきっかけ、動機）とし、儀礼（イチャルパ供養祭）の行われる囲炉裏の間を、神聖で象徴的な場ととらえ計画を行った。
　「チセ」の屋根勾配を取り入れた大屋根は、象徴的なスカイラインを創り、外部を取り囲む雁木部分の緩勾配屋根に連続する。囲炉裏の間の雁木の面する外壁は、乳白のガラスで覆われ、直射日光を遮る深い庇により、内部に柔らかい光を取り込み神聖な場を創る。諸室の外壁は、チセの外壁に見られる水平のラインをイメージしている。