イコロの森 (www.ikor-no-mori.com/)
所 在 地 苫小牧市
主要用途 観光施設
構造規模 主要建物 木造(be-h@us工法) 敷地面積 100ha
建築面積 4,854.80m²(計11棟温室含)
延べ面積 5,049.84m²(計11棟温室含)
イコロの森は、樽前山の裾野に広がる林の中の100haの開発計画である。100haの元ゴルフ場計画地の荒廃した森を開発する事、少しでも健康な森として都市に機能できる森の再生、北海道に根付く宿根草を軸とした北海道らしい〈緑の世界〉の創出を大きな目的としている。時間をかけながら、手をいれ、里山のあり方を伐採、植林、炭焼きなどの活動と共に探ってゆく。宿根草は、生産直接販売、工事を通じ、北海道らしい風景づくりに挑戦してゆく。
庭園は、北海道の厳しい気候の中で冬越しする宿根草を中心に、花木や針葉樹で構成される。管理棟、森の学校、木造温室などの木造の全ての施設は、スタッフによるセルフビルドで創られた。 軸組みを金物工法で緊結、断熱された壁パネルを組み込む工法はbe-h@usというブランドで、ほぼ100%北海道の材料で展開された。イコロとはアイヌ語で「宝物」の意味である。